守谷駅のフードコートで、美味しいラーメンを食べた記憶がある。でも…、店の名前が出てこない。
蕎麦屋のラーメンだったんだけど、人に聞くと「あそこは一風堂だよ!」って返ってくる。いや…違うってば。
前にも似たような蕎麦屋が入ってたような記憶があって、復活したのかと思ったら、なぜかラーメン推しになっていた。

そんな感覚だけが残っていて、肝心の店名は出てこない…、っていう人、意外に多いんじゃないでしょうか。ということで、今回は守谷駅のTXアベニューにあるフードコートへ。
実際にそこでラーメンを食べている人にも話を聞きながら、「あのラーメン」の正体を確かめてみることにしました。
あの「難読ラーメン」の正体は何だったのか

守谷駅の改札を出てすぐの場所に、TXアベニュー守谷というフードコートがあります。その中にあるのが、「名代十割もり蕎麦処 手繰り重兵衛(公式HP)」というお店。
……。えーっと…手繰り(てさぐり?)。てさぐり重兵衛っていうと、なんか重兵衛さんがオロオロしてそうで可愛いですが、これ「手繰り(たぐり)」って読むそうです。
意味としては蕎麦の食べ方や扱い方に関係する言葉らしいのですが、まあ…読めません。

メニューを見ると、まず目に入るのは蕎麦や丼ものですが、この店にはなんと、中華そばがあるんです。ちなみに、この場所には以前「別の蕎麦屋(かつそばや 松幸)」が入ってました。
雰囲気もどことなく似ていたので、「あれ、前の店が復活したのかな?」と感じても不思議ではありません。

さらに、このフードコートにはかつて「TOKYO豚骨BASE MADE by一風堂」も出店していました。つまり一風堂の記憶、前にあった蕎麦屋の記憶、そして今ある難読蕎麦屋の中華そば。
これらが三つ巴で重なってしまうから、「守谷駅フードコートのラーメン」が謎に包まれてしまう。このラーメンの入口は、まずはそこにあるのかもしれません。
フードコートで食べてる人に話を聞いてみた

そんなわけで今回は、守谷駅にあるTXアベニューへやってきました。お蕎麦屋である「手繰り重兵衛」ですが、メニューを見ると中華そばがしっかり用意されています。
ただ、全員がラーメンを食べているわけではありません。蕎麦や丼ものを頼んでいる人も多く、あくまで「選択肢のひとつ」としてラーメンが存在しているようです。


そんな中で、中華そばを食べている人に、味の感想を聞いてみました。
「うん。見りゃわかるでしょ。」
「めちゃくちゃ美味えよ。とにかく麺がちゅるっちゅるなの。」
いきなりかなり強い評価です。でも、フードコートの蕎麦屋で出てくるラーメンが、そこまで美味しいものでしょうか。

気になったので、その「ちゅるちゅる」が普通のラーメンと違うのか聞いてみると…
「これはなかなかないと思うよ。ラーメンっていうより、蕎麦とかうどんに近いかな。」
「まあ、ラーメンと蕎麦うどんの中間ぐらい。だから背徳感がないんだよ。」
たしかに、この店ではチャーシューがオプションの設定です。なので、普通に注文すると、ラーメンの上にはネギとメンマがちょっと乗ってる程度。


つまり、お店側もこの「ちゅるちゅる」に自信があるということなんでしょう。では、なぜ守谷駅でこのラーメンを食べたくなるのか。そこも聞いてみました。
「守谷って乗換駅だろ?関鉄に乗る前にさ、ここで食うんだよ。」
「関鉄で奥地まで旅立つと、食べる場所がなかったりするからな。」

「今日も関鉄に乗って、そこからバスに乗り継いで菅生沼ってところへ行ってな、」
「白妙姫伝説ってのを調査してきたんだけどさ」

「なんせ現地は沼しかないから、メシ食う場所が…」



「って、おい、姉ちゃん!話聞いてる?」
え!?
もちろん!ぬっ…沼なんですよね!
……話が完全に脱線しました。
えーっと、まとめますが、このラーメンは味だけで選ばれているというより、守谷駅という場所とかなり深く結びついているようです。

関東鉄道に乗る前、あるいは帰ってきた後に、ちょっとだけお腹を満たす。ラーメンだけど重すぎない。蕎麦っぽいけど、ちゃんと満足できる。
だからこそ、「あそこで食べたラーメン、なんか美味かったな」という記憶が残り、店の名前は思い出せないのに、味はしっかり思い出す。
そんなポジションにいるのが、このラーメンなのかもしれません。







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