加須うどんは「まずい」のか?:初めて食べて感じた違和感の正体と不思議な満足感

加須うどんは「まずい」のか?:初めて食べて感じた違和感の正体と不思議な満足感 沼メシ

加須うどんって…なんかまずくない?って思っちゃった人に向けて書いてます。実際に食べてみて「あれ?」と感じた人や、食べるかどうか迷ってる人、評価が割れる理由を知りたい人も多いはず。

ちなみに、私も今回初めて加須うどんを食べました。名物と聞いて期待して行ったんですが、正直に言うと「思ってたのとちょっと違う」と感じたのも事実です。

ただ、その違和感の正体は「単純な味の問題」ではありませんでした。この記事では、実際に食べて感じたリアルな感想をもとに、「まずい」と言われる理由とそのズレを整理します。

 

名物・加須うどんは本当にまずいのか

名物・加須うどんは本当にまずいのか
名物・加須うどんは本当にまずいのか
名物・加須うどんは本当にまずいのか

今回初めて加須に来て、駅を降りた瞬間に「手打うどんのまち」っていう看板が目に入ります。

せっかくだし食べていこうかな、っていう流れでお店を探して、今回は駅から近くて昔ながらの雰囲気がある中央食堂に入ってみました。

お店に入った瞬間、もう完全におじいちゃん家です。あの独特の匂いと空気感、分かりますかね。一気に気持ちがゆるむ感じ。

名物・加須うどんは本当にまずいのか
名物・加須うどんは本当にまずいのか
名物・加須うどんは本当にまずいのか

自然に迎えてくれる接客で、うどんを食べに来たというより、帰ってきたような優しさが伝わってきます。

肉汁うどんの大盛りを頼んで、おばあちゃんがテレビをつけてくれて、しかもおばあちゃん…すぐ隣で一緒にテレビを見てる。もう自分、完全に孫です。

落ち着くなあ…、なんて思いながら待ってると、出てきたうどんは見た目が完全に「家で手打ちしたようなタイプ」。

名物・加須うどんは本当にまずいのか
名物・加須うどんは本当にまずいのか
名物・加須うどんは本当にまずいのか

実際に食べてみると、麺はかなり柔らかくて短いから、いわゆるズルズルする感じじゃない。

味は優しくてほんのり甘みもあって、自分としてはすごく好きなタイプなんだけど、「これで合ってるのかな?」っていう感覚が残ります。

つけ汁は醤油のパンチが効いていて、豚とネギの甘みで全体がまとまってます。だから満足感はちゃんとある。ただ、いわゆる王道の「美味しいうどん」からは外れていて、家庭感が強すぎる。

名物・加須うどんは本当にまずいのか
名物・加須うどんは本当にまずいのか
名物・加須うどんは本当にまずいのか

なので「これ本当に加須うどんなの?」が分からず、正直ちょっと戸惑いました。極端な話、「加須のおじいちゃん家でうどんを食べた」というのが私の実感。

でも、食べ終わったあとは普通に満足して、おばあちゃんに「美味しかったです」と言って店を出ました。

ただ一般的な評価で言えば…、いわゆる「美味しいうどん」とは違うのかもしれない、というのがこのお店の印象でした。タイミングの問題かもしれないですけどね。

 

食べてみて感じたちょっとした違和感

食べてみて感じたちょっとした違和感
食べてみて感じたちょっとした違和感
メニューと価格は訪問時のものです
食べてみて感じたちょっとした違和感

1軒目がそんな感じだったので、これで「加須うどん食べた」と言っていいのか、私は正直分かりませんでした。

だって「加須のおじいちゃん家」でうどんを食べただけで、まだ加須うどんを食べてないような気がするから…。なのでもう一軒行って確かめてみようと思い、今度は前乃家というお店に行きました。

ここもおばあちゃんが一人でやってるお店で、店内の空気はさらに生活感が強め。もう完全に「おばあちゃん家そのもの」っていう感じです。

食べてみて感じたちょっとした違和感
食べてみて感じたちょっとした違和感
食べてみて感じたちょっとした違和感

1軒目と同じく肉汁うどんの大盛りを頼みましたが、まず驚いたのが値段とボリューム。これでこの値段なの?って思うくらいの満足感で、正直かなり安いです。

で、出てきたうどんは1軒目とは全然違い、平打ちで長くて見た目もピカピカでカッコいい…。一口食べた瞬間、コシがすごくて、強烈なグルテンの存在感が前に出てくる、さっきとは真逆のタイプです。

なので、ここでもまた「あれ?」ってなりました。つけ汁は醤油のパンチがかなり強く、生姜でさっぱりさせてくる感じ。うどん単体もつけ汁も、それぞれちゃんと美味しい。

食べてみて感じたちょっとした違和感
食べてみて感じたちょっとした違和感

ただ、なんとなく噛み合ってない感じはする。どっちも主張が強いから、うまくまとまらないというか、食べる側が調整しないといけない感覚かも。

でも、そんなの問題ありません。食べる側が調整すればいい。そんなこんなで2軒食べて思ったのは、味がどうこうというより、「加須うどんって何なんだろう?」ってことでした。

たった2軒ではあるけど、方向性が全然違う。共通点といえば、おじいちゃんおばあちゃんがやってる店っていうことくらいで、そこにちょっとした引っかかりを感じました。

 

でもなぜか「また食べたくなる」理由

でもなぜか「また食べたくなる」理由

ここまで読むと、結局なんなの?って思うかもしれませんが…、正直に言うと、私個人としてはどっちのお店も満足して帰ってるんです。

味だけで比べるなら、讃岐うどんにしても何にしても、全国にはもっと美味しいうどんはいくらでもあると思います。でも、それでもまた加須に来たらうどんを食べたいって思う自分がいる。

これは多分、うどんの味そのものよりも「お店の空気感」とか「おじいちゃんおばあちゃんの接し方」も含め、そっちの要素が大きいんじゃないかなって、駅までの道を歩きながら考えました。

でもなぜか「また食べたくなる」理由

どっちのお店も、初めて来た自分みたいな人間を自然に迎えてくれる。その感じがすごく印象に残っていて、「おじいちゃん家に来た」っていう安心感に近いものがありました。

料理だけじゃなく、その場の時間ごと食べさせてもらってるような感覚。これは三ツ星シェフの料理と母親のご飯の違いにちょっと近い気がします。

どっちが美味しいか?って言えば三ツ星シェフの料理の方が上かもしれないけど、どっちが食べたいか?って言われたら母親のご飯だったりするわけで。

でもなぜか「また食べたくなる」理由

それと同じで、加須うどんも「また食べたいか?」がすべてなんじゃないかなって思いました。お店ごとに味が全然違うのも、家庭ごとに違う料理が出てくる感じに近いのかもしれません。

だから「まずいとか美味いとか」、それだけで語ろうとするとズレる気がします。

初めて食べた私が偉そうなことは言えないんですが、加須うどんって結局、「加須のお母さんが出してくれるうどん」なんじゃないかな…。

なんてことを思いながら、「また食べに来ようって」帰りの電車に乗りました。

 

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