越谷レイクタウンの…レイク。先に言ってしまうと、あれは湖じゃありません。池です。
私も家族でレイクタウンへ買い物に行くことがありますが、ある時うちの小娘から「レイクタウンって湖なの?」と聞かれました。たしかに英語を習い始めた子供なら、湖だと思うのが普通でしょう。
また武蔵野線に乗ってると、三郷、吉川、浦和、川口…みたいな「埼玉系ゴリゴリ地名」が続くのに、いきなり「次は越谷レイクタウンですっ♡」っておい…、飛びすぎだろ笑。
そんなツッコミどころ満載な「越谷レイクタウン」、今回はこの地名で…遊んでみることにしました。
越谷レイクタウンの「レイク」は調節池です!

越谷レイクタウンの「レイク」。名前では「湖感」をアピってますが…、大相模調節池という「ドスコイ系」の調節池。
では、なぜここに巨大な調節池が必要だったのか?ですが…もともとこの一帯は低地で、水が集まりやすい土地だったんです。
レイクタウン開発前、このあたりには広い水田が広がっていて、田んぼが雨水を一時的に受け止める役割も持ってました。


でも、ショッピングモールや住宅地、道路などが整備されると、水田は大きく減少します。街として便利になる一方、これまで受け止めていた場所が失われることになる。
そこで、その役割を引き継ぐために大相模調節池が造られました。
つまり、この池はレイクタウンという新しい街をつくるために、昔の水田が持っていた「水を受け止める役割」を引き継いだ防災施設なんです。
ただ……「大相模調節池」という「ドスコイ系」の名前、ちょっと街のイメージとは違いますよね。

「意識高い系の街」をアピールするなら、「ちゃんこ鍋はじめました!」より、「レイクビューのカフェでカプチーノ飲んでみた!」の方が…映えるでしょう。
そして現在、この大相模調節池には「Sakura Lake」という愛称も付いています。正体は人工的につくられた調節池。でも、名前だけ見れば…「Lake」を名乗る存在になったわけ。
あ、ちなみに…、大相模(おおさがみ)ね。「ドスコイ」とか「ちゃんこ鍋」はネタです笑。
Sakura Lakeは水を避難させる「サービスエリア」

越谷レイクタウンの中心にあるSakura Lake(大相模調節池)。ここは湖畔に芝生が広がり、散歩をしたり、ベンチでのんびり過ごしたりできる穏やかな場所。
でも、その正体は大雨から街を守るための「ガチな治水施設」なんです。その仕組みを見てみると、まず上流側は元荒川の「大相模調節池取水施設」から水を取り込み、調節池へ送ります。
「なんで川の水を調節池に?」と思うかもしれませんが、川は合流する場所ほど水が集まりやすく、流れにくくなるんです。そう、ここは元荒川が中川に合流する、水の渋滞ポイント。

車を運転していても、合流地点って渋滞しますよね?水の世界も「同じ問題」が起こるんです。そんなわけで、元荒川の水をSakura Lakeへ逃がして、ちょっとだけ休憩してもらう。
言ってみれば、ここは川の水が休憩する「サービスエリア」のような場所。そして、休憩を終えた水は下流側の排水施設から中川に送り出されます。

ここでちょっと面白いのが、「潮の満ち引き」を利用して水の出し入れを調整してるところ。海釣りをする人にはお馴染みですが、「潮汐」の力を使って元荒川から水を吸い込み、中川へ吐き出すという…。
淡水か海水か?は、潮汐には関係ないようです。そしてこの仕組みによって、調節池の水はおよそ3日で入れ替わるんだとか。
実際に大雨のあとに行ってみると、普段は人が歩ける水辺まで水が広がり、近づけないときもあったりします。

Sakura Lakeを「海」にするために必要なコストは?

ところで、池なのに「Lake(湖)」を名乗っていいの?」って思った人、実はこれ…「言ったもん勝ち」なんです。
池と湖の違いはかなり曖昧で、「大きくて自然にできたら湖」、「小さくて人工なら池」と言われることもあるんですが…。
「何㎡以上なら湖」という基準もなく、「人工のダム湖」や「自然にできた池」もあるので、正直グチャグチャ。




でもここで閃いた人…いますよね?😏
そうだ埼玉に念願の「海」を作っちゃえ!「Sakura Sea」にしちゃえばいいんじゃね?と(笑)
さて、海の定義は「外洋とつながってること」なんですが…、このルールをガン無視してる海が存在します。そう、ヨーグルトで有名な「カスピ海」です!
奴は外洋とつながってないのに「海」を名乗っていて、塩分濃度は約1.2%なんだとか。ってことは…、Sakura Lakeにも塩をブッ込めば「海」になるはず!
ということで、計算してみます。

Sakura Lake(大相模調節池)の貯水量は約120万㎥。これをカスピ海と同じ塩分濃度1.2%にする場合、約14,400tの塩が必要で、塩1kgを100円とした場合、なんと14億4000万円かかります。
しかもSakura Lakeの水は約3日で入れ替わるので、1ヶ月で約10回、年間約120回の塩投入が必要です。つまり「Sakura Sea」の維持コストは……年間約1,700億円!
さあ、判断のときだ埼玉の皆さんっ!念願の海を獲得するために年間1,700億円の税金を投じるのか、Lakeで我慢するのか!あなたの「清き一票」で決まります!知らんけど(笑)








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