茨城県のミュージアムパーク内を歩いていると、ふと目に入ってきたキッチンカー。そこに描かれていたのは、どこかで見覚えのある鎧武者。
「え…太郎くん?」彼は関東ではおなじみの和食チェーン、「ばんどう太郎」のキャラクターです。
ばんどう太郎といえば、「バンバンばんどう太郎の味噌煮込みうどんっ♪」というCMで知られるとおり、「うどん」のイメージが強いはず。
なのに、目の前で売られているのはヒレカツバーガー。この違和感、ちょっと無視できません。ちょうどその場で食べている人がいたので、軽く話を聞いてみることにしました。
茨城で見かけた「かつ太郎」のヒレカツバーガー

この日、自然博物館の野外出口付近にはキッチンカーが並んでいました。その中でひときわ目を引いたのが、「太郎くん」が描かれたもの。
ただ、少し手描きっぽい雰囲気があって、「これって公式?」と疑ってしまいます。そもそも「太郎くん」といえば、やっぱり「うどん」のイメージ。
なのに、幟にはデカデカと「ヒレカツバーガー」と書かれています。最初は「え…これって大丈夫?」と思ったのが本音です。ただ、様子を伺っていると…少し印象が変わってきました。

地元の人らしき人たちが普通に商品を買っていて、焼肉弁当などもバンバン売れています。店員さんの対応も落ち着いていて、いわゆる怪しい露店のような雰囲気はまったくない。
むしろ、「ちゃんとしてるキッチンカー」にしか見えません。価格を見てみると、ヒレカツバーガーは500円。このボリューム感でこの価格なら、かなりコスパは高めかも。
また、訪問したタイミングが夕方だったこともあって、この時はなんと300円に値引きされてました。

ちょうど購入している人がいたので、ヒレカツバーガー、よくお食べになるんですか?と聞いてみると、こんな返事が返ってきました。
「初めてなんですけど、なんか気になっちゃって。小腹も減ったし、安いしね。」
博物館や菅生沼を歩いたあとで、ちょうどお腹も空いてくるタイミング。芝生の上にはテーブルなどもあり、疲れを癒しつつ、小腹を満たすにはちょうど良さそうです。
ヒレカツバーガーの雄大な見た目と素朴な味わい


実際に手に持ってみると、まず感じるのはそのサイズ感。包み紙に入った状態は少し三角形に近く、「大きいおにぎり」のような感覚で、軽くつまむというより、食事レベルのボリュームがありそうです。
開けてみると、まず目に入ってくるのがキャベツの量。ヒレカツ自体も大きいのですが、それ以上にキャベツの厚みが目立ちます。
「これ、どうやって挟んでんだろ?」というレベル。バーガーとしても「かなり厚み」があるので、初デートの女子には…ちょっとハードルが高めかも。

では味はどうなのか。先ほどの人に聞いてみると、モグモグと少し間を置いて、こんな答えが返ってきました。
「う〜ん、ヒレカツバーガーだね。」
…。そのままです。
豚のヒレ肉にパン粉を付けて油で揚げて、ソースをかけてキャベツと一緒にパンで挟んだ味なんだとか。まあ…、想像通りの味が、そのまま出てくるということでしょう。

特別なソースや個性的な味付けで驚かせるタイプじゃないけど、逆に言えば外すこともない「安定の味」。でも500円でこのボリュームなら、コスパは十分。
ただ、観光で茨城に来る場合は少し話が変わるかも。また食べたいですか?と聞いてみると、こんな答えでした。
「う〜ん、どうだろうねえ。せっかくなら、他の茨城名物も食べたいじゃん?」
確かにその通りです。このボリュームを食べてしまえば、他のグルメに手が伸びなくなる可能性もある。

一方で、現地での立ち位置は悪くありません。ちょっと小腹が空いている、気軽に食べたい、安く済ませたい ─ このような条件が揃ったときには、十分選択肢に入るバーガーです。
そして最後に、少しだけ雑談も。今日はお一人なんですか?と聞いてみると、こんな話が出てきました。
この日は一人で菅生沼を歩いていて、その帰り道。Googleマップの案内でミュージアムパーク中を通るルートが表示されたんだとか。




ただ、入園するには入園料(野外240円)が必要で、これが想定外の出費。でもヒレカツバーガーを200円引きで食べられて小腹も満たされたし、なにより園内からの菅生沼が絶景だったら大満足です!と。
かつ太郎のヒレカツバーガー、コスパが良くてボリューム満点で、味は「普通にヒレカツバーガー」。
ですが、その場の流れや景色とセットで考えると、ちゃんと記憶に残る「茨城のローカルバーガー」だったようです。







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