埼京線の謎駅 ─ 浮間舟渡(うきまふなど)。名前は聞いたことがあるけれど、イマイチ「どのへんなのか?」分からない。東京なのか埼玉なのか、北区なのか板橋区なのか。
実際、浮間舟渡駅周辺で物件を探すときに、初めて「ここって何県?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
しかも外国人が多いような気がしたり、駅前に大きな水辺があったりして、確かにちょっと不思議な街だったりします。
この記事では、浮間舟渡がどこにあるのかという「基本的なコト」から、なぜ外国人が多く見えるのか。駅前に広がる浮間公園や、この街のザワザワ感まで、現地を歩いた目でまとめてみます。
浮間舟渡という埼京線の「謎駅」
浮間舟渡は何県でどこにあるのか



まず、浮間舟渡が何県かというと、答えは東京都です。でもGoogleマップで見ると、荒川南岸までガバッと埼玉県が侵食してたり…正直ちょっとややこしい。
ちなみに「浮間」は北区、「舟渡」は板橋区の地名で、駅名はその二つを合わせて付けられました。実際、改札とロータリーこそ北区ですが、ホームの半分くらいは板橋区です。



つまり「浮間舟渡駅から徒歩10分」のお部屋を借りても、北区なのか板橋区なのか、なんなら埼玉県民になってしまうのか…そんなモヤモヤを抱えている駅 ─ それが浮間舟渡。
ちなみに、駅前には「浮間公園」という水辺の公園がありますが…、この水辺(浮間ヶ池)は荒川の旧流路で、河川改修によって作られた「三日月湖」です。
この水辺が、この街にまつまる「いろんなモヤモヤの根幹」かもしれない…そんなストーリーでお話します。


国土地理院の地図が「正式な基準」

なお、都県境を確認するなら国土地理院の地図が「正式な基準」で、これを見る限りだと、埼玉県の一部が荒川南岸まで侵食してるようには見えません。
Googleマップでは埼玉県が荒川南岸まで入り込んでいるようにも見えますが…、それはご愛嬌でしょう。
つまり、浮間舟渡駅の徒歩圏内でお部屋を借りる場合は東京都の北区か板橋区に住む、ということになります。
浮間舟渡で外国人を多く見かける理由

ところで、「浮間舟渡って外国人多くね?」と感じるのは、不思議なことじゃないと思います。ここは板橋区と北区の境目で、荒川を挟んで埼玉県ともつながる場所なので、人の流れが混ざりやすい場所。
しかも板橋区側には工業や物流系の需要もあるので、働く人の層も広がりやすい。実際に浮間公園を歩いてみると、外国人の姿もかなり見かけました。
ただ、それは観光客という感じではなく、日本に居住してる人といった感じ。

浮間公園は駅前にあるので電車でも来やすく、水辺や芝生もあって過ごしやすいので、そういった人たちが休日を過ごす姿が目につきやすいんだと思います。
なので「浮間舟渡は外国人が多い」というより、「浮間公園で外国人居住者の姿が見えやすい」と考えるべきなのかも。まあ、足立区民の私にとっては…、特に違和感はありませんでしたが…。
浮間舟渡駅前の水辺「浮間公園」とは
浮間公園で釣りはできるのか


そんな浮間公園が一部エリアを除き、釣りが許可されています。元々は昭和52年に「都知事から”チビッ子に”釣り池としてプレゼントされた」という経緯がある浮間公園。
まあ私が見る限りでは、釣りをしてるのは「昭和52年当時チビッ子だった令和のオッサン」ばかりでしたが…。なお、池に入っての釣りは禁止、投げ釣りやルアーも禁止と案内されていました。
ちなみに、園内は駅から離れるほど「家族連れ」や「外国人」が減り、「釣り人」の比率が多くなっていきます。


多くの人は自転車で来て、椅子や道具を出して静かに過ごしていましたが、「爆釣!」といった様子はなく…「釣り糸を垂らす趣」を楽しんでいるといった感じでした。
まあ私的には「ブルーギルバイバイボックス」にツボってしまいましたが…、釣りオッサンの有効活用、さすがです。
浮間公園はどんな場所なのか


浮間公園 ─ 立地を見れば理想的かもしれません。埼京線の車窓から水辺が見える瞬間も、ちょっと気分が上がる瞬間です。
でも実際は、静かに景色を楽しむ場所というより、家族連れ、学生、高齢者、外国人、釣り人が混じっていて、空気はかなりカオスです。
公園として必要な機能はそろっているし、悪い場所ではないんだけど…、わざわざ来るほどの場所か?と言われると…正直微妙。


ショボい風車に地味な芝生、園内に漂っているのは「ここに来たかった!」という明るさより、「ここしか行く場所がなかった」という「消去法的な空気感」を、私は感じました。
近所の人が日常の延長で来る公園としては成立してるけど、都立公園としてはいかがなものか?─ そう感じてしまいます。
街のシンボルがそんな感じだから、モヤモヤが残ってしまう…そういうことなんでしょう。







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