埼京線の浮間舟渡駅前から、徒歩1分の場所にある都立浮間公園。その浮間ヶ池にある「ひょうたん島」みたいな浮島を見て、「あれって何なんだ?」と気になった人に向けて書きました。
見た目はのどかな公園なのに、あの島だけが妙に不思議で、天然の島なのか人工物なのか、そもそも何のためにあるのかも気になるところ。
この記事では浮島の正体や仕組み、人が近づけない理由、さらには造られた目的まで追ってみます。
読むことで、「ただの景色」に見えていた浮島が、浮間公園の自然とつながっていることが見えてくるはずです。
浮間舟渡の浮間公園に浮かぶ謎の浮島



浮間ヶ池は、荒川の旧流路が残されてできた三日月湖です。ここにはバードサンクチュアリもあり、実は野鳥や自然を意識した場所になっています。
そんな浮間ヶ池にある浮島ですが、実は自然にできた島ではありません。鉄筋コンクリートと発泡スチロール、モルタルで造られた重さ約324トンの人工島で、池底のおもりにつながれて固定されています。


なので、かつて台風接近時には浮島を固定していたチェーンの一部が切れ、向きが変わってしまったこともあったんだとか。
でも、景観目的で造ったなら人が渡れたり、ボートで近づけたりしてもよさそうなもの。また池の島といえば弁天様が祀られていることもありますが、そういったのもありません。
だからこそ、この浮島はいったい何のためにあるのか、不思議に感じるポイントなんだと思います。
浮間公園に浮島が造られた目的とは?

ということで、当サイトが公園を管理する東京都公園協会に確認してみたところ、回答はかなり明快でした。
「浮間公園には、冬季に渡り鳥が多数飛来いたしますが、バードサンクチュアリだけでは鳥の休息の場が非常に少ないため、池中に野鳥が休息できる修景的浮島の設置が行われました」とのこと。
つまり、あの浮島は野鳥の休憩所として造られたようです。実際、国土地理院の航空写真を見てみると、1984年〜1986年頃の浮間ヶ池には浮島の姿は見当たりません。




なので、もともと自然にあった島ではなく、あとから加えられた人工島と見てよさそうです。しかも気になるのは、回答の中にある「修景的浮島」という表現。
単純に野鳥の休憩所を設置するだけなら、極端な話「鳥小屋」を浮かべれば良いわけで…。でもここは多くの人が憩いを求める都立公園。ちゃんと景観にも配慮して造られた、ということみたいです。







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