千葉県と茨城県の県境。利根川にかかる「若草大橋有料道路」について、歩行者の情報を調べている人の多くは、「徒歩で渡れるの?」「料金はいくら?」という疑問を抱えているのではないでしょうか。
でもネット上では情報が錯綜していて、歩行者に関する明確な記述がイマイチ見つかりません。
本記事では実際に現地を徒歩で渡った経験と、茨城県道路公社からの正式回答をもとに、歩行者の通行可否や料金について正確な情報をお伝えします。
この記事を読むことで現地の正確な状況が分かり、若草大橋を安心して利用できるようになるはずです。
若草大橋を徒歩で渡った場合の料金はいくら?



まず結論から。若草大橋有料道路は「歩行者も通行可能で料金は無料」です。
当サイトが若草大橋有料道路を管理する茨城県道路公社に直接問い合わせたところ、「歩行者は利用可能で、無料で通行いただけます。歩道がありますので、必ず歩道をご利用ください。」と正式回答をいただきました。
現地に「歩行者無料」といった掲示はありませんが、それは「徒歩で渡る人が殆どいない」からとも考えられます。
なお、自転車の場合は20円の通行料がかかり、歩道に設置された料金箱に入れる方式です。
料金所のすぐ脇に「自転車を御利用の方はこの箱に料金をお入れください。」との案内がありますが、歩行者に関する記載はありません。
この日も地元の中学生やサイクリストなど、自転車利用者は料金箱にちゃんと通行料を入れていましたが、私以外の歩行者は一切見かけませんでした。
若草大橋の「秘境感」と徒歩で渡る「ご褒美感」


若草大橋を実際に渡ってみると、周囲にはほとんど建物がない開けた景色。
眼下に広がる利根川の雄大な流れが印象的です。橋の上は強風を受けやすい場所ですが、この日は穏やかな天気だったため、水面に空が映り込む静かな風景を楽しめました。
歩道は自転車との共用ですが、幅が十分に確保されているので安心です。料金所周辺には空堀のような構造も見られ、バイクなどの歩道乗り上げを防ぐ「戦国時代っぽい工夫」にもホッコリ?しました。


そんな若草大橋ですが、近隣に鉄道駅が一切ない秘境地帯。成田線の小林駅と安食駅はそれぞれ5.1km。流鉄竜ヶ崎駅は6.6kmも離れています。
私は竜ヶ崎駅から安食駅まで11.7km歩きましたが、この絶景を見れば、足の疲れなど吹き飛びます。
「そんなに歩けるか!」って方は、最寄りのバス停から来ることもできるので、橋の上で景色だけを楽しむことも可能。徒歩での到達難易度は激高ですが、それだけの価値はある。
ここには、そんな景色が待っています。



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