北欧の国旗って、「なんで全部同じデザインなの?」って思ったこと、ありませんか? 国旗に詳しくない人でも、地図帳で北欧五ヶ国の旗が並んでるのを見た瞬間、「あれ?」って違和感が湧くはずです。
この記事は、そんなモヤモヤに答えるために書きました。「偶然似ちゃった」わけじゃないってことを、デザインや歴史をもとに解きほぐしていきます。
読み終えたころには、国旗には「なんとなく」ではなく、「ちゃんと意味がある」ってこと、きっとスッと腑に落ちてると思います。雑学を超えた「納得の一歩先」、触れてみてください。
北欧五ヶ国の国旗がどれも似ている理由

北欧五ヶ国の国旗は、どれも「北欧十字」という同じフォーマットを使っています。この「北欧十字」とは、左寄りに十字が入った独特なデザインで、形はどれもほぼ同じ。違いは「主に色だけ」です。
この十字デザインは「キリスト教の象徴」としての意味を持っていますが、北欧は歴史的に同じキリスト教文化を持つ地域なので、「国旗のデザインにも自然と十字が使われた」というわけ。
同じ文化、同じ信仰を背景にしていれば、国旗のデザインが似てくるのも納得です。
そして、この十字のフォーマットを最初に国のシンボルとして採用したのがデンマーク。このデザインは、そこから北欧全体に広まったため、「デンマークが共通デザインの起源」と言われています。
つまり北欧の国旗が似ているのは、同じ文化を持つ国々が、共通デザインを国旗に取り入れたからなんです。
デンマーク国旗が北欧の起点になった理由

そんなデンマークですが…、現在はあまり目立つイメージはないかもしれません。でも昔のデンマークは、北欧でとても大きな力を持ってた国でした。
今のノルウェーやスウェーデンの一部までをまとめ、政治・軍事・文化においても、周りの国に強く影響を与える存在だったんです。つまり、当時の北欧では最も「進んだ国」。
そんな中で、デンマークは十字デザインを取り入れた国旗をいち早く掲げます。その十字はキリスト教の象徴で、国の信仰や正統性を表すサインでもありました。
同じ文化を持っていた周りの国々にとっても、そのデザインは自然に受け入れられるものだったので、いつしかそれが「北欧らしい国旗」の基本となっていきます。
だからこそ、北欧の国旗はデンマークを起点にしたデザインが「共通スタイル」として、定着したわけです。
ヨーロッパに「三色シマ国旗」が多い理由

ヨーロッパの国旗を見ていると、三色シマ模様が多いことに気づくはず。フランス、イタリア、ドイツなど…。でもこれは流行や真似ではなく、国家の成り立ちが同じだからなんです。
これらの国は、革命や体制の変化を経て古い権威を否定し、「国を一から作り直す!」という動きを経験(フランス革命など)しています。
これによって「王室のマーク」や「宗教的なシンボル」は使えなくなり、誰でも理解できて、特定の力に属さない「中立なデザイン」を掲げる必要があったんです。
そこで選ばれたのが、同じ幅で並んだ三色シマ模様のデザイン。序列を作らず、平等な関係を象徴するこの構造は、近代国家の考え方そのもの。
一方の北欧十字は、歴史や王権を大切にする「伝統国家」のデザイン。つまり、国旗の違いはそのまま「国家のあり方の違い」でもあるわけです。









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