SNSで「夜の水元公園は危ない」みたいな投稿を見かけて、「都立公園なのにそんなことってある?」と気になった人に向けて書きました。
実際、水元公園は広くて有名な公園ですし、危ないと言われると逆にその理由が気になるはずです。この記事では、水元公園が本当に危険な場所なのか、現地を何度も歩いた経験をもとに整理します。
SNSの噂をそのまま信じるのではなく、「なぜそう言われるのか」をしっかり理解することで、水元公園にまつわる「治安の不安」を落ち着いて考えられるようになるはずです。
水元公園は本当に危険な場所なのか

水元公園は本当に危険な場所なのか。結論から言うと、水元公園を「危険」と決めつけるのは…ちょっと違うと思います。
私は足立区に住んでいるので、水元公園には何度も行ってますし、暗くなった公園内や駐車場の様子も知ってます。でも、明らかに治安が悪いと感じたことはありません。
ただ、だからといって安全だと言い切るのも違うでしょう。「広い公園」なので人目が届きにくい場所も多く、夜になれば暗さで不安も強まります。

実際、2020年にはジョギング中の女性が被害に遭うという事件(参考サイト)も起きています。つまり水元公園は「目に見える治安の悪さ」より、「見えないこと」が不安につながりやすい場所。
オバケ的な噂やSNSの印象で危険と決めつけるのは雑すぎますが…、注意が必要なことは確かでしょう。それが人の少ない時間帯なら、なおさらです。
不安が偏りやすい「水元公園の動線」


でも、「広い公園」なんていくらでもあるのに…水元公園が「危ない」と言われるのは、逆S字カーブを描く「公園の形」が影響してる気がします。
現地を歩いても、園内すべてのエリアが同じような雰囲気というわけではなく、駐車場周辺や冒険広場、ドッグランから涼亭のあたりは人通りもあり、そこまで強い不安は感じません。
逆に空気が変わるのは、中央広場をぐるっと囲むように広がる、鬱蒼とした樹林エリアです。このあたりは人通りが少なく、朝早い時間帯や夕方以降になると気配が一気に薄くなります。



しかも、一番奥のエリアは近隣住宅地から約700mも離れてるので、大声を出しても届きづらいでしょう。実際、危険を周知するポスターが掲載されていたのもこの付近。
つまり、水元公園で特に不安が強いのは「この樹林エリア」─ 私は、そう感じています。
「どん詰まり構造」が生んだ危険性


この樹林エリアに人通りが少ないのは、住宅地や駐車場から遠く、野鳥観察くらいしか目的がないからでしょう。
ただ、対岸の三郷市側には住宅地が広がっていて、距離だけ見れば、人の暮らしはすぐそこです。でも小合溜を渡る橋がないので、三郷市側からは人が入って来れません。
もし橋があれば、三郷市側からも犬の散歩などで訪れる人が増え、人の目は今よりも増えるはず。でも現状は、東京都の「どん詰まり秘境地帯」。



でも、なぜ橋がないのか?─ もちろん自然保護が主な理由でしょうが、私は別の理由もあるような気がしています。
実はここ、葛飾区と三郷市で都県境が確定していないという、国内では珍しい「領土問題」を抱えている場所なんです。
そんな「ややこしさも」あって、人が使う動線(橋)を整備できず、野鳥が生活する空間として残された ─ そんな事情があるのかも。
つまりこのエリアは、野鳥たちが眠ってる時間に、人が立ち入るべきじゃないんでしょう。







コメント