気になる男性や恋人から「体調悪いんだよね」とLINEが来たとき、それって本当にただの報告なのか、それとも何か意図があるのか — そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
この記事では男性が体調不良をLINEで伝えてくる理由と、その背景にある心理を「動物の本能」や「性格傾向」も交えながら丁寧に掘り下げていきます。
読むことで「本当に体調が悪いだけのパターン」と「気にしてほしくて伝えているパターン」の違いや見極め方が見えてくるはず。
相手の真意をやみくもに深読みせず、ちょっとフラットに受け止められるようになります。
男性がLINEで体調不良を伝える理由
本当に体調が悪い場合
まずはシンプルに、彼が本当に具合が悪かっただけという可能性もあります。風邪っぽい、熱がある、なんとなく身体がだるい。
予定が入っていたり、やりとりが続いていたりすると、「ちょっと体調悪くて…」と前もって伝えておきたくなることもあるでしょう。
ただ男性の場合、「とくに意味もなく、ただ体調を伝える」ことはあまりありません。たとえ体調が悪くても、わざわざ言葉にしないタイプが多い。
そんな中でLINEで体調を伝えてきたとしたら、それは何かしらの目的があるのかもしれません。「予定をキャンセルする前触れ」なのか、「甘えて心配してほしい」のかは人それぞれ。
ただ少なくとも「なんとなく言ってみただけ」ということは考えにくい。つまりその一言には、何かが隠れている可能性があるというわけです。
予定を断るための前触れ

男性が「体調悪い」と言ってくるのは、予定を断るための前置きである場合もあります。いきなり断ると角が立つ。だからまずは「伏線」として「体調の悪さ」を伝えておく。
でもここで何より重要なのが、その後のやりとりです。男性の中には「無理しなくていいからね」「また今度にしようか」といった言葉を待っている人もいます。
それを言われた瞬間、彼が「うん。そうだね、またにしようか」とすんなり諦めるようなら、最初からあまり乗り気じゃなかった可能性が高い。
逆に「冷えピタ貼ってでも行くから!」くらいのテンションで返ってくるなら、本当に行きたかった証拠。体調よりも気持ちが勝っているパターンです。
どちらなのかを判断したいときは、LINEのあとに彼がどう動くかを見れば分かります。
甘えて心配してほしい気持ち

男性が「体調悪い」とLINEで伝えてくるとき、いちばん多いのは「心配してほしい」という気持ちからです。優しい言葉をかけてもらえると、それだけで安心できる。
そんな「甘えたい欲」が隠れていることもあるでしょう。でも実は、それだけではない場合もあります。体調の話をすることで、あなたの注意を自分に向けたい。
今この瞬間、自分のことを考えていてほしい。そういう「独り占めしたい気持ち」が含まれていることもあります。わざと弱さを見せて、感情を引き寄せる。
そんな静かな駆け引きが、男性のLINEには潜んでいることも。
もちろん看病してほしいとか押しかけてほしいとは思っておらず、少しの言葉やリアクションで距離の近さを感じられたら、それだけで満足する人も少なくありません。
男性が弱さを見せる行動の意味
自然界では弱さを隠す生存戦略
野生動物の世界では、体調が悪くてもそれを外に出さないのが当たり前。
たとえばアヒルなどの小動物は、どれだけ弱っていても元気そうに見せようとします。なぜかというと、弱っていると分かった瞬間に外敵に狙われやすくなるから。
つまり体調不良は「命に関わる弱み」として、本能的に隠すようにできているわけです。でも人間は違います。
とくに男性は「強くあれ」という社会的な期待があるので、本当の弱さはあまり見せたがらない。でも信頼している相手には、ふっと気を抜いて体調のことを伝えたりすることもあります。
LINEで「体調悪い」と言ってきたとき、それがただの報告じゃなくて、「この人になら言ってもいい」と思えた証かもしれません。
つまり弱さを見せられる相手は、男性にとって「特別な相手」ということです。
安心できる相手だから弱音を吐く

男性は普段、誰にでも平気な顔をして、弱音を簡単に吐こうとはしません。つらくても「大丈夫」と振る舞い、強がることが当たり前になっている。
でも本当は、そんなにタフじゃない。たまには誰かに甘えたくなるときもあります。子どものころ、男性が弱さを見せられたのは、母親やお姉ちゃんのような存在でした。
守られていたあの感覚は、大人になってもどこかに残っている。でも今、そんなふうに甘えられる相手はそう多くありません。
だからこそ、あなたにだけ「体調悪いんだよね」とこぼしてきたなら、それは本音を預けてもいいと思っている証です。
彼の母や姉が担ってきた役割を、今はあなたが引き継いだと思ってください。そう思えば、そのひと言にも少し違う気持ちで接してあげられるはずです。
女性的なコミュニケーションを取る場合

そして最後に紹介するのは、いわゆる「女性的な会話スタイル」を持つ男性に見られる傾向です。
彼らにとって「体調不良を伝えること」は特別なことではなく、相手との距離感を保つための「挨拶や雑談のような手段」だったりします。用件がなくても、そのときの気分を伝えるだけで安心できる。
そう感じるタイプの男性も、中にはいます。だから「今日体調悪いんだよね…」という一言も、ただ今の自分を共有しただけという場合もある。
もしその感覚に戸惑ったなら、あなた自身が「行動がサッパリしている」などと言われた経験があるのかも。
彼とあなたの「男女感覚」が逆転していると、些細なやりとりでもすれ違いが起きやすくなることがあります。でもそれは、バランスの取れた関係とも言えるのかもしれません。
体調不良を共有する側が女性だったら?

「今日しんどくて…」と女性が体調を伝えたとき、男性はどう受け止めているのか。今回は男性側の心理に注目しましたが、立場が逆だったらまた別のすれ違いが起きているかもしれません。
そんな「受け取る側としての男性心理」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
彼から「体調悪いんだよね」と言われたとき、そこにどんな意味があるのか — 考え出すと、つい深読みしたくなるもの。でも実際は、そんなに複雑な話じゃないのかもしれません。
伝えてきた背景にはいろんな可能性があるけれど、共通しているのは「あなたに言った」という事実です。
ただの連絡だったとしても、甘えたかっただけだったとしても、そのひと言には何かしらの信頼や気持ちの重みが含まれていたはず。
だから構えすぎず、受け止めすぎず、少しやわらかく返してみてください。「そうなんだ」「無理しないでね」その程度で十分です。
大事なのは、あなたの言葉が「ちゃんと返ってきた」と彼が感じられること。案外それだけで、彼はもう少し元気になれるのかもしれません。

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