キャンプ用のシェラカップやマグカップに「直火不可」と書かれていて戸惑ったこと、ありませんか? ステンレスなのに? 金属製なのに? と、疑問に思う人は多いと思います。
この記事では、なぜ直火がNGなのか、その理由をわかりやすく解説します。
さらに、実際に火にかけたらどうなるのか、どんなリスクがあるのか、そしてそのギアとどう付き合うのが現実的なのかまでを丁寧にまとめました。
読んだあとは、不安やモヤモヤがスッと晴れて、自分の使い方が安全かどうか、自信を持って判断できるようになるはずです。
なぜステンレスなのに直火不可なのか?

ステンレス ─ そもそも金属だし…、火に強いイメージがあるはずです。でも、ステンレス製品の中には「直火不可」と書かれたものがあり、「え?なんで?」と戸惑った人も多いはず。
実は、ステンレスという金属そのものには、ちゃんと耐熱性があるんです。でも問題はそこではなく…、製品の「つくられ方」や「前提としている使い方」。
一見シンプルな金属製品に見えても、断熱材や接着剤、コーティング剤などが使われていて、焚き火のような強い熱や急激な温度変化には耐えられない場合があるわけです。
特に直火は、家庭用のコンロよりずっと過酷。
なので、「直火不可」というのは「それ、すぐに燃えますよ」という意味ではなく、「そういう使い方は想定してないから気をつけてね」という、注意の表示なんです。
もし直火にかけたら実際どうなるのか?

実際、ステンレス製品を直火にかけても、すぐに爆発したり燃えたりするわけではありません。それはステンレスである以上、いきなり大きな事故につながるような構造ではないからです。
実際には、底が黒くなったり焼け色がついたりと、見た目に変化が出ることが多く、調理自体は問題なくできる場合もあります。
ただ、少しずつ歪みや熱のダメージが蓄積されて、繰り返し使ううちに底が反ったり、置いたときにぐらついたり、持ち手が緩んでくることがあります。
特に注意したいのは、持ち上げたときにハンドルが外れてしまうような事故。危険なのは爆発ではなく、劣化によって火傷などのトラブルが起きる可能性があるということ。
一度では壊れませんが、確実に傷んでいく使い方になる点は覚えておきたいところです。
直火不可ステンレスギアとの付き合い方

直火OKのステンレス製品は、焚き火や高温での使用を前提に設計されています。接合部もしっかりしていて、繰り返し使えるギアとして作られているわけです。
一方で、100均などで手に入る直火NGの製品は、そもそもそうした過酷な環境で使うことを想定していません。これはコストを抑えたつくりで、どちらかといえば「消耗品」に近い存在。
こうしたギアは、初心者やライトキャンパー、雰囲気を楽しむだけの使い方にはちょうどいいのですが、直火調理のメイン器具としては向きません。
特に自宅のベランダなどで使う際は、不意に目を離すリスクもあるため、安全面には特に注意が必要です。
このタイプの製品は、あくまで「雰囲気を楽しむ小道具」として使うのが、安心でちょうどいい付き合い方だと思います。






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