ディズニーに行くと、彼氏がなんだか楽しそうじゃない…そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
この記事は「ディズニーにつまらなさそうな顔をする男性の気持ちが分からない」と悩む女性に向けて、彼らの本音とその背景を丁寧にひもときます。
なぜテンションが低く見えるのか、そこに隠れている感情は何なのか。そして、どうすればふたりで心地よく過ごせるのか。そのヒントが詰まっています。
読後には「そうだったのか」と彼の行動に納得できると同時に、無理に同じテンションを求めなくてもいいという安心感が得られるはずです。
彼氏がディズニーを楽しめない理由
高いチケット代に気持ちが冷めてしまうから
ディズニーのチケット代、今やほぼ1万円。そこに食事代や飲み物、グッズまで足せば1日で1万5千円コースも当たり前。
非日常を満喫するために必要なコストなのかもしれませんが、ディズニーに特別な興味がないタイプの男性にとっては「高すぎる」と感じる場面も多いようです。
しかも楽しみ方を知らないまま連れてこられた場合、出費と体力だけがどんどん削られていく感覚に陥りがち。「せっかく来たからには」と気持ちを切り替えようとしても、冷静な目線が先に動いてしまう。
コスパ重視の人ほど、そのギャップに気持ちがついていかなくなる傾向があります。テンションが上がらないのは、お金への価値観の違いが背景にあるのかもしれません。
朝から晩まで拘束され自由がなくなるから

ディズニーに行くときは、なんとなく「開園から閉園までフルで回る」のが前提になっていたりします。でも、それがしんどく感じる男性もいます。
到着と同時にタイムスケジュールが始まり、移動と並びの繰り返し。計画に沿って動くことが当たり前のように進んでいくと、「ずっと自由がない」と感じてしまう瞬間も出てきます。
もちろん好きな人と一緒にいられるのはうれしい。でも、ふとしたタイミングで「ちょっと一人になりたいな」と思ってしまう場面があるのも正直なところ。
ディズニーが苦手な人ほど、自分のペースを取り戻せずにモヤモヤを抱えてしまう。帰り際に無言になる彼には、そんな思いがあるのかもしれません。
あの世界観に共感できず温度差が生まれるから

ディズニーの徹底された空間づくりに心を奪われる人も多い一方で、「自分には刺さらない」と感じてしまう男性もいます。
ディズニーキャラクターに思い入れがない人ほど、非日常の演出を前にしても感情が追いつかず、「何を楽しめばいいんだろう」と戸惑ってしまうようです。
テンションが高い周囲とのギャップに焦りを覚えることもあれば、取り残されたような感覚を味わうこともあるでしょう。自分の世界とディズニーの世界が重ならないまま時間が過ぎていく。
その温度差が無言や素っ気なさとなって表れてしまうことがあります。でもそれは拒絶ではなく、ただ「共感できる言葉」をまだ見つけられていないだけなのかもしれません。
ディズニー嫌いな男性が抱える本音
嫌いでも大切な人に合わせて付き合っている
ディズニーに誘われて「うーん…」と内心では思いつつも、大切な人が行きたいと言うなら、なんだかんだで付き合ってしまう。それが「ディズニー嫌い男子」のリアルな姿かもしれません。
本人にとっては、テーマパークに特別な感情があるわけでもなく、むしろ人混みや待ち時間が苦手だったりします。
それでも、一緒に行けば相手が喜ぶ。ならば行こう。そんな気持ちで足を運んでいる人も少なくありません。
無理にテンションを上げず、かといって邪魔もしない。ちょっと不器用だけど、ちゃんと隣にはいる。それって、実はすごく優しい選択です。
彼が乗り気じゃなく見えるとしても、そこにはそれなりの覚悟が隠れていたりします。
入園後に意外と感心してしまう場面もある

入園前はテンションが低く「またか…」と憂鬱な気分で連れてこられた男性も、パーク内を歩いているうちに、ふと感心している自分に気づくことがあります。
たとえば建物の作り込み、掃除の行き届いた地面、キャストさんの接客、流れる音楽のバランス。
その一つひとつが異常なまでに完成度が高く、つい「やっぱりすごいな…」と見入ってしまう瞬間が訪れるんです。もちろん笑顔でハシャいだりはしませんが、心のどこかではちゃんと感じている。
目立たないそのリアクションに、静かな感動がにじんでいます。テンションではなく「観察と納得で楽しむタイプ」の人にとって、ディズニーは意外と「見どころが多い」場所なのかもしれません。
無口でも独自の楽しみを見つけたりしてる

ディズニーで無口な男性を見ると、「退屈なのかな?」「怒ってる?」と不安になるかもしれません。でも実際には、本人は本人でちゃんと楽しみを見つけていることもあります。
たとえば行き交う人たちの服装や雰囲気を観察したり、ファストパスの動線を分析したり、レストランの効率的な回転を眺めたり。
決してテンションは高くありませんが、静かな興味で周囲を見渡しています。口数が少ないのは、単に「自分のテンポ」でその空間を味わっているだけかもしれません。
声に出さずとも、何かを感じている。そう思って少しだけ見守ってみると、彼なりの「満足ポイント」が見えてくることもあるはずです。
二人でディズニーを心地よく楽しむ工夫
相手を否定せずそれぞれの楽しみを尊重する
「なんで楽しそうにしてくれないの?」と感じる瞬間、ありますよね。でもディズニーの楽しみ方って一通りじゃないんです。
写真を撮るのが好きな人、ショーを観るのが好きな人、ただ雰囲気に浸るのが好きな人。どれも立派な「楽しみ方」。
相手のテンションが低く見えても、心の中では「付き合っていること」自体に意味を感じていることもあります。大事なのは、自分の楽しさを強制しないこと。そして相手のスタイルを否定しないこと。
その場の空気に合わせようと頑張ってる彼がいたら、まずは「一緒に来てくれてありがとう」の一言があるだけで、空気はグッとやわらかくなります。
それぞれの楽しみ方を認め合えたら、それだけで十分です。
無理に好きにならなくても良いという考え方

ディズニーが苦手な人に「ほら、楽しいでしょ?」と無理やり笑顔を求めても、それはちょっと酷な話です。そもそも、好きじゃない場所に「テンションを上げろ」というのはなかなか難しいもの。
でも、無理に好きになる必要って実はないんですよね。相手の「好き」を理解しようとする姿勢、それだけで十分価値があるんです。
「自分は苦手だけど、あなたが楽しんでいるならそれでいい」─ そんなスタンスで隣にいてくれる人こそ、実は信頼できる存在なのかもしれません。
むしろ表面的なテンションより、そうした本音ベースの寄り添いの方がうれしいという人もいます。ディズニー愛がなくてもパートナーへの思いやりがあれば、それでいいんです。
歩み寄りによって思い出を良い時間に変える

どちらか一方が我慢を続ける関係は、やっぱりしんどいです。でも、お互いが少しずつ歩み寄れば、その時間はちゃんと「思い出」に変わります。
たとえば彼が疲れてそうだったら無理に全部を回らず、ゆっくりできるエリアで休憩する。逆に彼が「ここだけは行こう」と言ってくれた場所には、全力でテンションを合わせてみる。
そういう小さな歩み寄りが重なると、一緒に過ごす時間の「密度」が変わってくるんです。完璧な1日にしようとしなくてもいい。
ちょっとした気配りや譲り合いがあれば、それだけで「行ってよかったね」と思える瞬間に変わっていきます。記念写真よりも、そんな心のやり取りが残った方が、後からじんわり効いてきたりします。
まとめ
ディズニーが大好きな人と、ちょっと苦手な人。同じ空間にいながら、感じていることがまったく違うっていうのは、恋人でも家族でもよくある話です。
でも、だからといって「相手が楽しんでいない=自分と過ごしたくない」なんてことはありません。
「テンションは低めでも、ちゃんと隣にいる」って、それだけで愛情の形だったりしますよね。
無理に好きにならなくてもいいし、全部一緒に行動しなくてもかまいません。お互いの楽しみ方をちょっとずつ尊重して、歩み寄れるところだけ歩み寄る。
そんなふうに過ごした時間って、あとから思い返すと意外と大事な思い出になっていたりするものです。今日のディズニーが、そんな優しい記憶になりますように。

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